『超速パラヒーローガンディーン』

 ものすごくて熱いドラマだった。主人公は国会議員まで登り詰めたのに自分が詐欺師だったことを国民の前で明らかにする。そして自分のやってきた悪事と引き換えにして、何百人もの韓国の大規模な政治腐敗を明らかにするのだ。これはもう単純なドラマじゃない。ポリティカル・フィクションとでも呼ぶべきである。

 こうしたドラマが受け入れられるのは、たぶん韓国では政治家の腐敗なんてしょっちゅう起きているのだろう。こうした腐敗に強く意義を唱えたという意味で『ダーリンは危機一髪』は強く支持するものである。

 こんな骨のあるドラマ、日本では無理かな……。

『ダーリンは危機一髪』はやっぱりすごい

 このところ僕が入れ込んでいるドラマが韓国製の『ダーリンは危機一髪』である。とにかくこの脚本がとにかくよくかけてるんだ。主人公はどことなくひ弱そうで頼りにならないのだが、腕利きの詐欺師という立場を利用して、相手を騙しまくる。最後は韓国の政界に立候補、相手の女詐欺とやり合ううち、ついに勝利を勝ち取り、本物のヒーローになってしまうのだ!

 これはすごい。日本にも詐欺師のヒーローはよくあったが、こんなにも臆面もなく詐欺師をヒーローとして活躍させるとは。

 

『UFOはもう来ない』

 昔の小説をちょくちょく読み返してる。今週は『UFOはもう来ない』。その名の通り自分のユーフォーのについての知識を総動員したSFだ。こんなにufoについて詳しく語った作品なんて滅多にあるもんじゃない。だってこれでのユーフォロジー関係の著作を片っ端から否定している作品なんだから! SFの著作としてはきわめて異例。それどころかSFとしてもこれまでの作品とはかなり異例だと思う。とにかく僕としてはファーストコンタクトものを真剣にやりたかったのだ!

 でも読み返してみると全編にあふれるユーモアが面白い。それに犯人と主人公たちの騙し合いが面白くって引き込まれるのも事実。確かにこれは傑作!

 

今朝の『じゃりン子チエ』の再放送を見てたら

 エンディングに片渕須直氏の名前あり。『名探偵ホームズ』は知ってたけど『じゃりン子チエ』もやってたとは予想外。どんな人にも下積みの苦労があるもんだなー

『ダーリンは危機一髪!』はやっぱりすごい!

 今もはまってる作品。ちょっとどうなるか予想もつかないので目が離せない。パクはという女が一番の悪者なんだけど、こいつがちょっとやそっとのことじゃ尻尾をつかませない。今回なんて刑事の一団に包囲されたもんで、今度こそ一巻の終わりかと思ったら、見事に逃げおおせてしまうのだ。これは頭の悪い奴には書けないシナリオだ!

 このシナリオが書ける奴が日本にいるだろうか。いや、ハリウッドでも無理だろう。

 今後もこの番組から目が離せない。

『ダーリンは危機一髪!』

最近になって見始めた韓流のドラマ。とにかく毎回すごいんだ。主人公はすご腕の詐欺師で、妻は刑事。しかもすごい悪役に目をつけられ、どうにかして敵の目をごまかして必死に逃げ回る状況。おまけに敵も味方もやたらと自分を偽ってるもので、今はどちらかが敵なのか分からないというしっちゃかめっちゃかの状態。

 しかも毎回カーアクションがあるので目を離せない。日本じゃ作れない番組。これからしばらく見続けることになると思う。

『大豆田とわ子と三人の元夫』

 機能が最終回だった。これぐらいに気持ちよく迎えられた最終回も珍しい。ギャグは出てくるがそんなにも肩ひじはったギャグではなく、ごく自然に笑わしてくれた。悪役かと思わせたオダギリジョーも、素直に退場してくれたし。

 こんな風に素直に笑わしてくれるコメディこそが、この時代に合っているのだと思う。逆に言えばこんな時代に合わないコメディがいかに多いかということなんだけど。来週から始まる新番組に、ちょっと期待している僕である。(僕の好きな小芝風花が出ると聞いたので)