『UFOはもう来ない』

 昔の小説をちょくちょく読み返してる。今週は『UFOはもう来ない』。その名の通り自分のユーフォーのについての知識を総動員したSFだ。こんなにufoについて詳しく語った作品なんて滅多にあるもんじゃない。だってこれでのユーフォロジー関係の著作を片っ端から否定している作品なんだから! SFの著作としてはきわめて異例。それどころかSFとしてもこれまでの作品とはかなり異例だと思う。とにかく僕としてはファーストコンタクトものを真剣にやりたかったのだ!

 でも読み返してみると全編にあふれるユーモアが面白い。それに犯人と主人公たちの騙し合いが面白くって引き込まれるのも事実。確かにこれは傑作!