『超速パラヒーローガンディーン』

 ものすごくて熱いドラマだった。主人公は国会議員まで登り詰めたのに自分が詐欺師だったことを国民の前で明らかにする。そして自分のやってきた悪事と引き換えにして、何百人もの韓国の大規模な政治腐敗を明らかにするのだ。これはもう単純なドラマじゃない。ポリティカル・フィクションとでも呼ぶべきである。

 こうしたドラマが受け入れられるのは、たぶん韓国では政治家の腐敗なんてしょっちゅう起きているのだろう。こうした腐敗に強く意義を唱えたという意味で『ダーリンは危機一髪』は強く支持するものである。

 こんな骨のあるドラマ、日本では無理かな……。