今さらながら『3A07』がすごいという話
他のところでも取り上げたけど、ここでも書いてしまおう。
今、ニコ動で人気爆発中のこの動画。
【アイドルマスター】3A07 〜Memories are here〜
初回は必ずコメントを消して見ていただきたい。ネタバレしているうえに、アンチがうざいから。
僕が初めて見た時の感想は、「愕然」「呆然」そして「感動」。
ニコ動の、特にアイマスMADの人たちの技術力のすごさは前から知っていたが、それでもさすがに自分の目が信じられなかった。
このクオリティで21分!
こんだけのものをたった3人で作ってしまったって!?
話そのものも良くできている。ありがちな設定ではあるものの、クライマックスのコンサートのシーンに収束してゆく構成が見事。仕掛けを知ったうえで最初から見直すと、いろんな伏線が張ってあって感心する。
演出も凝りまくっている。小鳥さんがお尻でドア閉めるとことか、亜美・真美がDVDを見るとことか、ちょっとした動作までいいんだよねえ。
セバスチャンPの作品は、2年前に「高いところから降りられない雪歩」を初めて見た時に驚愕したものだったが(今見直しても、「ニコマスのオーパーツ」と言えるほどすごい技術だ)、2年でここまで登ってきちゃったんだねえ。
これはまぎれもなくニコ動のひとつの到達点だろう。アイマスMADというもの自体、生まれてまだ3年にもならないのに、ここまで進化したのかと思うと、驚きと感動を隠せない。
僕が『地球移動作戦』で描いた、映画がみんな個人製作になって、大手映画会社が消滅している未来も、そんなに遠いことではないのかもしれない。
これは金を取って見せられるレベルの作品だ。と言うか……。
金、払わせろ!
こんなのタダで見せてもらえるなんて、申し訳なさすぎる!