書き下ろし日本SFコレクション『NOVA 1』
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大森望責任編集
書き下ろし日本SFコレクション
『NOVA 1』
河出文庫・950円+税
最強の〈書評家/翻訳家/SF家〉が満を持して放つ、単独責任編集オリジナル日本SFアンソロジー。第1弾は10人の完全新作による饗宴+故伊藤計劃の絶筆特別収録。
●北野勇作「社員たち」
得意先から帰ってきたら、会社が地中深くに沈んでいた
●小林泰三「忘却の侵略」
「冷静に観察すればわかることだ。姿なき侵略者の攻撃は始まっている」
ひとり深宇宙に旅立ったあなたと、もっとミスドでおしゃべりしてたくて
●山本弘「七歩跳んだ男」
その男は死んでいた。初の月面殺人事件か? 本格SF的と学会的本格ミステリ開幕
●田中啓文「ガラスの地球を救え!」
……なにもかも、みな懐かしい……SFを愛する者たちすべての魂に捧ぐ
●田中哲弥「隣人」
家庭を襲い胃を満たし脳に染み入るこの臭い……恐ろしい非常識が越してきた
●斉藤直子「ゴルコンダ」
先輩の奥さん、めちゃめちゃ美人さんだし、こんな状況なら憧れの花びら大回転ですよ
●牧野修「黎明コンビニ血祭り実話SP」
戦え! 対既知外生命体殲滅部隊ジューシーフルーツ!!
●円城塔「Beaver Weaver」
海狸(ビーバー)の紡ぎ出す無限の宇宙のあの過去と、いつかまた必ず出会う
●飛浩隆「自生の夢」
七十三人を死に追いやった稀代の殺人者が、かの怪物を滅ぼすために、いま、召還される。
わたしの名はジョン・H・ワトソン。軍医兼フランケンシュタイン技術者の卵だ。――圧巻の絶筆、特別収録
――河出書房新社のサイトより
故・伊藤計劃氏の作品以外、すべてこのアンソロジーのために書き下ろされた新作。ご覧の通り、内容はバラエティに富んでいて、いずれもその作家の持ち味があふれている作品ばかりです。
僕の「七歩跳んだ男」は、月面基地で起きた怪死事件の謎を追うSFミステリです。他の方々に負けまいと、あえて直球ど真ん中のサイエンス・フィクションで勝負しました。