22年ぶりにゲームブック書きました。

 すでに創土社のHPに告知が出ているし、AMAZONでも予約開始されているんですが……。

The Cthulhu Mythos Files

小林泰三 林譲治 山本弘

超時間の闇

創土社 1700円+税

11月7日発売予定

 The Cthulhu Mythos Filesのシリーズで、ひとつのクトゥルー神話作品を題材に、3人の作家が小説やゲームブックを競作するというアンソロジーです。

http://www.soudosha.jp/Cthulhu/index.html

 すでに『ダンウィッチの末裔』(菊地秀行牧野修、くしまちみなと)、『チャールズ・ウォードの系譜』(朝松健、立原透耶、くしまちみなと)、『ホームズ鬼譚〜異次元の色彩』(山田正紀、北原尚彦、フーゴ・ハル)の3冊が発売されていますが、今度は「超時間の影」がテーマ。

 でもって、僕はゲームブック書かせていただきました!

 電話で編集さんから、「中篇小説2本とゲームブック1本が1冊に……」という企画を聞かされたとたん、「ゲームブック書きたいです!」と言っちゃったんですよね。向こうは小説を書いてほしかったみたいだけど。

 だって、久しぶりに書きたかったんだもん、ゲームブック

 あれ作るの好きだったから!

 最後に出した『4人のキング』が1991年だから、22年ぶり!

 時間ものということで、いっぺんやってみたかったタイムループものに挑戦。同じパラグラフに何度も何度も戻っちゃうんで、いかにしてそのループから抜け出すかがポイント。

 しかし、苦労しました。久しぶりなもんでなかなかコツが取り戻せなくて、やけに時間食っちゃって他の仕事に食いこんだり、もう大変。

 昔、『ウォーロック』で書いてた頃は、200パラグラフのゲームブックフローチャート作成から原稿完成まで1週間でやったものなんだけど。(まかせてた奴の原稿がひどくてまったく使い物にならなかったので、ボツにして僕が全面的に書き直すはめにになったんですよ)

 あの頃は若かったんだなあ。(しみじみ)