SF&トンデモNight #16「あなたの怖がり方、正しいですか?」

山本弘のSF&トンデモNight #16

「あなたの怖がり方、正しいですか?」

 危険なものを怖がるのは当たり前。でも、あなたの抱いているその危機感、本当に正しいですか? マスメディアやネットに氾濫するトンデモ情報に踊らされていませんか? 間違った常識に毒されていませんか? 本当に怖がらなくちゃいけないことに気がついてないんじゃないですか?

 星雲賞受賞SF作家・山本弘が、ユニークな話題を熱く語るトークライヴ。今回のテーマは「リスク」です。大地震原発事故、地球温暖化スーパーフレアなどの超特大の危機から、こんにゃく入りゼリー食品添加物、ひのえうまの迷信、マンガの悪影響などの身近な話題まで、ありとあらゆるリスクを検証します。

 データから明らかになる意外な事実の数々に、あなたの常識がひっくり返ること間違いなし!

[出演] 山本弘(SF作家/と学会会長)

[日時] 2012年11月30日(金) 開場・19:00 開始・19:30

[会場] なんば紅鶴(大阪市中央区千日前2-3-9 レジャービル味園2F / Tel. 06-6643-5159)(地図)南海なんば駅より南海通り東へ180m・駐車場有

[料金] 1500円(当日券500円up)

 ※飲食代別途

 チケットはこちらから。↓

http://boutreview.shop-pro.jp/?pid=51358337

「何をどれぐらい怖がるべきか」というのは、なかなか難しい問題なんですよね。「詩音が来た日」でも書いたけど、人間というのはいちいちリスクの大きさをデータから判断してそれを回避しているわけじゃない。適当に「このリスクは重視する」「このリスクは無視する」としている場合が多いんです。だいたい、この世にあふれているあらゆるリスクの大きさを正確に判断するなんて、事実上不可能な話です。

 だから、放射線にせよ食品添加物にせよ、小さな危険を過剰に怖がってる人を必ずしも非難はできない。

 ただ、間違った怖がり方──あるリスクを極度に恐れた結果、人を傷つけたり、別のリスクをそれ以上に上げてしまうような怖がり方はやめるべきだと思います。

 あと、かなり大きな危険のはずなのに、メディアが大きく取り上げず、ほとんどの人が知らないか無視しているリスクというのもあります。今のうちに警戒して準備をしておかないと、大変なことになるかもしれませんよ……。

 というような話をしようと思っています。