冬コミの売り上げ報告

 あけましておめでとうございます。

 まずは冬コミの報告から。

『チャリス・イン・ハザード』の完結編、かなりの売れ行きだった。

 100部搬入したのが、3時までにほぼ完売。上巻である3巻の方が先に切れたもんで、これ以上は売れないと判断し、残り3冊の時点で撤収することにした。

 実は今回、どきどきしてたんである。というのも、段ボール箱を運ぶためのカートを持ってくるのを、うっかり忘れたから。

 夏コミではけっこう売れ残ったもんで、また売れ残りが大量に出たらどうやって宅配便の受付まで運ぼうかと悩んでた。

 でも、ほぼ完売のおかげで、送り返す本がわずかで済んだ。1日目と2日目に買った本は、前日のうちにホテルから家に送ったので、3日目に宅配便で出したのは、当日、会場で買った本だけ。小さな箱ひとつで収まったので、カートは不要だった。

 いやー、帰りがこんなに楽なサークル参加は久しぶりだ。良かった良かった。

 意外なことに、『チャリス』って女性読者も何人かいるんである。「完結を楽しみにしてました!」と言われたり、差し入れなんかも貰ってしまって嬉しかった。チャリスというキャラクターは女性にも支持されるのかな?

 かねてからの『チャリス』の読者の方が4巻を買っていかれたのは当然なんだけど、他にも1〜4巻をまとめて買っていかれる人もけっこういた。

 ブログで宣伝した効果かなあ……と思っていたのだが。

 家に帰ってから検索したら、何と、去年の9月に北原尚彦さんが紹介してくださっていた!

 5年前に出た『SF奇書天外』は読んでたんだけど、こっちの連載は読み落としてました。すみません。

北原尚彦「人気作家が好きに書いた同人作品『チャリス・イン・ハザード』」――SF奇書天外REACT【第27回】(1/2)[2012年9月]

http://www.webmysteries.jp/sf/kitahara1209-1.html

 うわー、実に詳しく内容紹介されてるよ! もしかして今回の売り上げの何割かは北原さんのおかげか!?

 ありがとうございます、北原さん!

 ちなみに『チャリス』はいくら売れても黒字出ません(笑)。印刷にかかる原価より少し高めに価格設定してるんで、コミケの参加費とか旅費・宿泊費を入れると、完売しても赤字。

 でもいいじゃん、書きたかったんだから!

 今回の心残りは、いつものMAD本が出せなかったこと。

 コピー誌で出すつもりで、ぎりぎり28日までがんばって原稿書いてたんだけど、28日の夜には大阪でイベントがあったし、どうしても間に合わないと分かって、泣く泣く落とす決意をした。

 でも、お客さんからは一度も「いつものMAD本はどうしたんですか?」とは訊かれなかったんだよね(苦笑)。

 売れ行きも落ちてたし、方向性を考え直さなきゃいけないのかな。やるんなら根本的にコンセプトを変えたうえで、急造のコピー誌じゃなく、きちんとした本として出すべきだろう。

 コミケで見つけた同人誌については、また今度。