「あなたの知らないマイナー特撮の世界part1」

Live Wire 13.1.25(金) なんば紅鶴

山本弘のSF&トンデモNIGHT#18

「あなたの知らないマイナー特撮の世界part1」

 『ウルトラマン』や『仮面ライダー』や『ゴジラ』ばかりが「特撮」じゃない! 一世紀以上に及ぶ特撮の歴史の中には、一般にほとんど存在を知られていない作品、よほどの特撮マニアでさえ言及することの少ない作品が山ほどあるのです。

 今回は特撮を深く愛する山本弘が、やはり特撮マニアの友人・鋼鉄サンボ氏をゲストに迎え、そうしたマイナーな特撮作品の魅力を徹底的に語り尽くします。

 『月世界の女』『世界大洪水』などの戦前の映画、『スーパーマン』『遊星王子』などのテレビ黎明期の番組、『原潜シービュー号』『スパイキャッチャーJ3』などの60年代の番組、そして『トリプルファイター』『魔神ハンターミツルギ』『流星人間ゾーン』『恐竜大戦争アイゼンボーグ』などの70年代の番組に至るまで、歴史の闇に埋もれた作品の歴史的再評価や、作品の生まれた時代背景、特撮シーンの見どころなどを紹介しつつ、愛にあふれるツッコミを入れまくります。

 炸裂する濃い話題の数々に、あなたはどこまでついてこれるか!?

 

[出演] 山本弘(SF作家/と学会会長)、鋼鉄サンボ

[日時] 2013年1月25日(金) 開場・19:00 開始・19:30

     約2時間を予定

[会場] なんば紅鶴(大阪市中央区千日前2-3-9 レジャービル味園2F

     (地図)南海なんば駅より南海通り東へ180m・駐車場有

[料金] 1500円

(店内でのご飲食には別途料金がかかります。入場時に別途ワンドリンクをご購入いただきますのでご了承ください)

 チケット予約はこちらから。

http://boutreview.shop-pro.jp/?pid=53680987

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 最初、20世紀の特撮作品をすべて網羅するつもりで、「『月世界旅行』から『鉄甲機ミカヅキ』まで」というサブタイトルも考えてたんですが、パワーポイントで資料を作って、それを見ながらリハーサルの意味でサンボくんと二人で喋ってたら、いろいろ省略したにもかかわらず、20世紀の終わりにたどりつく前に3時間超えちゃいまして(笑)。こりゃ1回じゃとても無理。2回か、ひょっとして3回になるかも。

 1回目はとりあえず、70年代前半、第二次怪獣ブームあたりまでですかね。それでも話すネタ、山ほどあるんで、濃い2時間になると思います。

 もっとも、ゴジラとかウルトラとか戦隊とかライダーについての話は、ほとんど出ません。あまり知られていないけど実はすごい特撮シーンのある映画とか、今では忘れられたマイナー番組とかについて、トリビアやツッコミを交えながら、その魅力をおおいに語ろうという企画です。

 ジョージ・リーブス版の『スーパーマン』なんて、当時の日本でも大人気になった超メジャー番組のはずなのに、意外なことに、今、どういう番組だったのか語る人がほとんどいないんですよね。日本の特撮番組史を語る際、『スーパーマン』が日本に与えた影響とかも、きちんと語っておかないといけないと思っています。

 まあ、中には今見ると笑っちゃうトホホな作品もいろいろあるんですが、そういう作品でもそれなりに評価すべき点はあるし、ダメなりに愛おしくて、ついつい再放送で見ちゃったりするんですよね。

 そう言えば、『名被害者・一条(仮名)の事件簿』で、「これで平和人類は滅亡と決まった!」とか「凶器に値するぎざぎざのもの」というフレーズを使ったら、編集さんに「元ネタが分かりませんでした」と言われました。いや、普通、分からないですから(笑)。知らなくても人生で何の支障もないですから。