山本弘のSF秘密基地LIVE#50・活字SFとのファーストコンタクトを語ろう!

山本弘のSF秘密基地LIVE#50

 50回記念企画・活字SFとのファーストコンタクトを語ろう!

 子供の頃、あなたが最初に接した活字SFは何ですか?

「ワープ」や「エスパー」や「ミュータント」といった言葉を最初に知ったのは、いつ、どこで?

 昔は学校の図書室に必ずあった子供向けのSFシリーズ。少年雑誌によく載っていたSF絵物語。日本作家の書いたジュヴナイルSFの数々……日本SF黎明期を陰で支えた、子供向け活字SFの文化を振り返ろうという企画です。

 SF作家・山本弘が、子供の頃に影響を受けた雑誌『ボーイズライフ』の思い出や、子供向けSFの名作の数々を熱く語ります。あなたの活字SF原体験もお聞かせください。

[出演] 山本弘

[日時] 2015年9月25日(金) 開場・19:00 開始・19:30

[会場] なんば紅鶴(大阪市中央区千日前2-3-9 レジャービル味園2F)南海なんば駅より南海通り東へ180m・駐車場有

[料金] 1500円

(店内でのご飲食には別途料金がかかります。入場時に別途ワンドリンクをご購入いただきますのでご了承ください)

チケットのご予約などはこちらに。

http://boutreview.shop-pro.jp/?pid=92528000

---------------------------------------------

 毎月やってるLiveWireのトークショー、今月で50回目です。

 今回、何でこういうテーマを考えたかというと、最近、こういう本が出たからです。

 SF映画ブームだった1980年に出た本の復刻なんですが、著者が小隅黎柴野拓美)氏なもんで、映画よりも活字SF寄りの内容。ケアル、イクストル、シャンブロウ、トリフィド、サンドワーム、メデューサソラリスの海などなど、いろんなSF異生物がイラスト入りで紹介されていて、子供のための絶好のSF入門書になってるんですね。

 ふと思ったのが、今、こういうSFの基礎知識を子供に教えてくれる本ってないな、ということ。

 僕の場合、兄が買っていた『ボーイズライフ』という雑誌に載っていた「SF事典」だとか、マンガ雑誌に連載されていた福島正実氏や豊田有恒氏や眉村卓氏の小説だとか(昔はマンガ雑誌でもたいてい一本は小説が載ってたんです)、学校の図書室にあった児童向けのSFシリーズとかが、活字SFとの最初の接触だったんですが、 今の子供はそういうものに触れる機会がなくて、マンガとかアニメとかで最初にSFに接する。だからSFに対するイメージが僕らの世代とはずいぶん違うんじゃないかな、と思うわけです。

 今回はそういう懐かしい子供向け活字SFの世界をご紹介します。あの時代をご存知の方には懐かしい話でしょうし、若い方には意外な話ばかりで興味深い内容だと思います。

 皆様のお越しをお待ちしております。