盗作されました〔6〕

 他にも彼は、こんなまとめも作っています。 ビブリオバトルって気軽に参加していいの?と思ってる人に向けての言葉。 https://togetter.com/li/1070000  一見すると、ビブリオバトル初心者へのアドバイスのように見せかけていますが、よく見れば、ここには@ichinoseyayoi自身の体験談が何ひとつ書かれていないことに気づきます。すべて僕の小説の引用か、市販のビブリオバトルの解説書に書いてあることの受け売りにすぎません。  実際にビブリオバトルに参加したのなら、その実体験を書くはずです。しかし「本を読まないと答える人が多い理由」で@ichinoseyayoiが書いているのは、すでに述べたように、現実離れしたデタラメばかりです。だから彼は、実際はビブリオバトルをやった経験などないと結論するしかありません。  さらに彼は、「本を読まないと答える人が多い理由」の中で、ビブリオバトルを批判してるわけじゃない」と言いつつ、こんなことを書きます。 読書感想文が槍玉にあがるけど、結局のところビブリオバトルも読書感想文も一緒で、「正しい本」とか「正しい発表」とかわけの分からない「正しさ」を求められるから面倒なんだよね。 好きな本を紹介するというビブリオバトルのルールが、本が好きな人がやるべきに変わって、そんな間違った本間違った紹介するやつは本好きとはいえないに変わっていって。 はっきりいうと面倒くさくなった。 こういう人って、ビブリオバトルは勝敗にこだわらないとか、学校教育で無理やりやらせる事を批判してるだけとは口では言ってるけど、文脈どう読んでも、本を読まないやつレッテルを貼りたいだけなんだよね。  これはいったいどこの世界のビブリオバトルなんでしょうね? ビブリオバトル「正しい本」が求められている? ビブリオバトルのルールが、本が好きな人がやるべきに変わって」いった? 少なくとも、僕の生きているこの現代日本の話ではなさそうです。  彼はパラレルワールドの日本に住んでいるのでしょう。  さて、僕はこれまで、批判されたり悪口を書かれたりデマを流されたりした経験は数え切れないほどあります。  ですから、今さら僕に対するデマを流す奴がいても、さほど気にはしません。「ああ、またか」と思い、たいていは無視します。  しかし、そのデマが僕以外の人間を巻きこむものとなると、話は別です。@ichinoseyayoiがビブリオバトルについてのデマを流し、発表者を攻撃するような発言が「デフォ」であると書く行為は、全国の真面目なビブリオバトル愛好家の方々への悪質な誹謗中傷です。そんなデマを信じこむ人が現われたら大変です。  だから僕は「本を読まないと答える人が多い理由」のコメント欄で、@ichinoseyayoiの主張がデタラメだらけであることを指摘し、「ビブリオバトルをやった経験もないのに、勝手に「ビブリオバトルに参加したら本好きからいじめられるに違いない」という妄想を膨らませている」と非難しました。  するとその直後、「本を読まないと答える人が多い理由」というまとめは消されました。もちろん僕のコメントごとです。  最近になって@ichinoseyayoiは、まとめは自分が消したのではなく、「そのまとめについては山本弘の発言からそれを忖度した大量の通報となり、運営が削除したのですが、私も山本弘も削除されて困っています」と言い出しました。 山本弘が困っているのでみなさん助けてください https://togetter.com/li/1115628  本当でしょうか? 確かに言えるのは、@ichinoseyayoiは「困って」などいないということです。なぜなら、彼は「本を読まないと答える人が多い理由」が消された直後、「本を読まないと答える理由」(https://togetter.com/li/1064217)と題して、ほとんど同じ内容のまとめをすぐに立てたからです。しかもそこには、前のまとめを「運営が削除した」などとは書かれていませんでした。  そしてそちらは、昨年の12月28日に立てられて以来、いっこうに消される気配はありません。  しかもその「本を読まないと答える理由」というまとめは、卑劣なことに、僕がコメント欄に書きこもうとしても、ブロックされています。  ええ、確かに僕は困ってますよ。反論しようにも、@ichinoseyayoiに妨害されてるんですから!  自分の発言がフィクションであることを僕に暴かれたのが、よほど悔しかったのでしょうか。彼はその後、「これはフィクションです」というフレーズを意味もなく多用するようになります。何にせよ、彼は平気で盗用をやり、嘘をつき、自分に対する批判をブロックするような人物なのです。