『昔話法廷』「白雪姫」裁判

 NHKでやってる『昔話法廷』という番組が面白い。これまで、『三匹の子豚』とか『ヘンゼルとグレーテル』とか『ブレーメンの音楽隊』とか『浦島太郎』とか『猿蟹合戦』とか、有名な昔話を裁判にかけ、誰が有罪か無罪かを視聴者に考えさせるという番組。どの答えが正解かは教えない。

  たとえば『ヘンゼルとグレーテル』には実は魔法使いのお婆さんを惨殺した疑惑があるとか、『三匹の子豚』は狼を焼き殺したかもしれないとか、ちょっとショッキングなネタが多い。おそらく視聴者は小学生だと思うんだけど。

 この前は『白雪姫』裁判をやっていた。なんと悪役のはずの継母が準主役。そんなのあり! という感じ。

 考えてみれば、継母と毒リンゴを食べさせた女が同一人物であるという証拠はないんだよね。これは一本取られました。今後ともこういう新解釈に期待します。