『昔話法廷』「舌切りすずめ」裁判
前にも紹介した『昔話法廷』、今日の裁判は「舌切りすずめ」裁判だった。最初に舌をちょんぎられたすずめが、それを恨みに思い、お婆さんに毒蛇の入った大きなつづらを持たせようとするのだ。
しかし、いきなりぶっ飛んだ。
「大きなつづらからは、すずめの指紋が検出されました」
すずめの指紋(笑)。この『昔話法廷』の世界ではすずめにも指紋があるらしいぞ。
さて、こんなものじゃない。裁判の途中で検事は(カラーで印刷された)ポスターを示して、舌切りすずめにこんなことを言うのだ。
「あなたは歌のうまさが評判になり、一流レコード会社から歌手としてデビューする予定だった。しかし、舌を切られたことでそれが台無しになってしまった。そのことであなたはお婆さんに恨みを抱いていたのではないですか?」
これはもはや僕らが知っている『舌切りすずめ』とは違う話だ(笑)。!
うーん、大きなつづらの中身を入れ替えたのは誰なんだろう? 犯罪動機に少し疑問が残る話だった