刑事もののいい作品とダメな作品

 テレビで刑事ものをよく見るのだが、中にはいいドラマとダメなドラマがあると分かった。

 いい作品はやっぱり高視聴率の人気ドラマ。たとえば『相棒』とかはコンスタントにすごい話をやる。よくこんな話を考えるな、と感心するぐらい。これだから視聴率高いんだろうな。

 やっぱり僕がよく見てるのは『科捜研の女』。これも面白い番組だ。やっぱりいいのは視聴者をバカにしてないこと。どんな科学捜査もきちんと描き、時おり難解な話には注釈を入れる。絶対に視聴者を置き去りにしない。「今は科学でこんなことまでわかるんだ!」と驚くことも多い。

 逆にダメな番組は、視聴者をバカにしてる。

 今日みた番組も視聴者をバカにしていた。事件の被害者がある事件のいきさつを語るのだが、彼女が短刀を他の人に見せていたというのが分かってしまうのである。その短刀は本人の知人が治安が悪い国に旅行するために持っていくために、その人に持たせる予定だったと……。

 あのさあ、海外旅行のために短刀を持ってゆくって、税関で止められるに決まってるだろ! それ以前に旅客機に短刀を持ちこむという時点で、誰か止めるだろう!

 こんな頭の悪いシナリオがどうやって企画会議を通ったのか知りたい。