この夏の総決算・その2
●8月13日(木)
ウルトラマンフェスティバル2015
コミケの前日、東京に前泊するついでに、娘を連れて池袋に行ってきた。
http://ulfes.com/2015/
入ってすぐのところにあるのが巨大ジオラマ。ビル街のミニチュアセットの中で、ウルトラマンと怪獣たち(等身大)が戦ってるんだけど、いやあ、これが燃えるのなんのって!
ミニチュアがけっこう細かいところまで作ってるうえに、ウルトラマンたちのポーズも決まってて、どのアングルから撮っても絵になる。特にゾアムルチが、かなり下から見上げられるアングルで撮れるのでかっこいい。
前にも特撮博物館で同様のコーナーがあったけど、こういうのはもっとやってほしい。特撮ファンならいくらでも時間潰せるから。
感心したのは、夏休み中とはいえ、ずいぶん多くのお客さんが入っていたこと。もちろん子供連れが多い。特にみやげもの屋はごった返していた。ウルトラマンってまだこんなに客を呼べるコンテンツだったんだな、とあらためて感心。
ヒーローショー「ウルトラライブステージ」もほぼ満席。後ろの方にかろうじて座れた。
あいにく、このステージは写真撮影禁止なんで、以下は文字だけで。
ステージのバックにスクリーンがあって、ショーの進行に合わせていろんな映像が投影される。たとえばウルトラマンがスペシウム光線を使うシーンでは、背後に光線のエフェクトが投影され、その前であのポーズをして、実際にスペシウム光線を放っているかのように見せるのだ。これは面白い!
お話は、ウルトラマンに化けたババルウ星人がゼロたちを騙し、同士討ちをさせようと企むというもの。ゼロがグレンファンヤーのことを「単細胞の直情バカは厄介だぜ」とかぼやくんで、思わず「お前が言うな」とツッコんでしまいました(笑)。
あとね、ベリアルが悪役のくせにけっこういいとこ見せたりするんである(でもあくまで悪役)。このへんの展開もちょっとぐっとくる。
ウルトラマンと偽ウルトラマンの対決。ゼロたちが「どっちが本物なんだ!?」と迷っているので、司会のお姉さんが客席の子供たちに「偽者のウルトラマンはどっちか教えてあげてー!」と呼びかけると、子供たちがいっせいに「あっちー!」と偽者の方を指差すという趣向。偽物はしぐさが悪役っぽいので、子供でも容易に見分けがつくのだ。つーか、なぜ分からんゼロ(笑)。ベリアルでさえ見破ってたのに。
エックス、コスモス、ゼロ、グレンファイヤー、ミラーナイトなどの新世紀勢が主役なんで、ああやっぱり今の子供向けなんだなあ……と思ってたら、なんと最後にアンドロメロスとグリッドマンが登場して加勢する! これは大きいお友達向けのサービスですか!?
ちなみにエックスは、ウルフェス限定のアーマーをまとう。読者からの怪獣デザイン応募から選ばれたデンパゴンとスケドン。デンパゴンアーマーはちゃんとドリルが回転します。おお!
あと、出てくる怪獣の中にジラースがいるんだけど、やっぱり、アクションの最中にえりまき取られます(笑)。これもサービスだなあ。
ちなみに娘は『ウルトラ』はあまり詳しくないんだけど、大学で演劇サークルに入ってるもんで、アクションシーンやスーツアクターさんの演技が参考になったと言っている。「みんなが客席に背中を向けてるシーンで、青い人(コスモス)のアクターさんが考えるふりをしながら、さりげなく客席の方に顔を向けてた」などと、けっこう細かいところまで観察してて感心した。
ライブステージの隣の「ゴモラひろば」では、ウルトラマンや怪獣たちの着ぐるみショーをやったり、「ウルトラP」の人形劇をやったりしている。「ウルトラP」にはセブンガーが出てた。
ウルトラマンとの握手会。こういうのに目がない娘は、すぐに飛び出していって、子供たちに交じってネクサスに握手してもらっていた。いや、お前、『ネクサス』見てなかったじゃん(笑)。
他にも、子供向けのゲームコーナーもいろいろ。チブル星人を叩きまくるゲームとか(笑)。いや、確かに叩きやすいデザインですけどね、チブル星人。
子供向けのイベントなんで資料展示は最小限だったけど、番組中で使用されたミニチュアやらシナリオやら撮影機材やらの展示もあって、マニアにもそれなりに楽しめるようになっていた。
まだ時間があるので、ホテルに向かう前、娘と池袋の「乙女ロード」をぶらつく。なるほど、こういうところなのね。
ついでに娘のリクエストで秋葉原にも寄って、コトブキヤでの『刀剣乱舞』関連の展示を見る。
ちなみにこの次の日、このコトブキヤで『刀剣乱舞』の物販イベントがあり、大量の審神者が詰めかけて、秋葉原から御茶ノ水の東京医科歯科大学まで続く行列ができて大変な騒ぎだったとか。すごいな、とうらぶパワー。