盗作されました〔その後〕

 みなさま、ご心配をかけて申し訳ありませんでした。

 6月6日、以上の記事をアップした直後、同じ内容のメールを各方面にお送りしたのですが、KADOKAWA様からは2時間後に早くも謝罪のメールが届き、さらにその1時間後には該当作品の公開停止と、@ichinoseyayoiの規約違反によるアカウントBANを実行したと報せてきました。別アカウントによる投稿も防げるよう、対応策を取っているそうです。

 他にも東京創元社様、ビブリオバトル協会事務局様からもご連絡をいただいております。

 また6月9日づけで、カクヨムのトップに「カクヨムを利用する上で、注意していただきたいこと」というお知らせが載り、「盗作や盗用をしてはいけません」という注意があらためて強調されました。

 ネットで評判を見ると、今回の事件について、KADOKAWAを批判する声がありました。それはまったく見当違いであることを申し上げておきます。常に大量の作品がアップされ続けている投稿サイトというものの性質上、そのすべてに目を通し、盗作がないかチェックするのは、事実上不可能です。盗作があった場合、気づいた読者が指摘するしかないでしょう。

 今回の場合、@ichinoseyayoiの行為に気づいていながらも、発覚が遅れたのは、僕が情けをかけて通報を遅らせていたからであり、KADOKAWA様には何の責任もありません。

 むしろ素早い対応に感謝しております。

 今のところ、6月6日以降、ツイッター上でも@ichinoseyayoiの活動は確認されておりません。このままあきらめてくれることを望みます。