『MM9』の話題2件

ザ・スニーカー』に連載された『MM9 怪獣のいる風景』が、書き下ろし一本を加え、『トワイライト・テールズ』という題で発売されました。『MM9』の世界を舞台にした番外編です。 ストーリー解説はこちら↓ http://homepage3.nifty.com/hirorin/mm9twilighttales.html  いつもの気特対のメンバーはあまり登場しません。舞台も日本だけでなく、アメリカ、タイ、コンゴと、世界各地のいろいろな怪獣をお見せします。「スクリューのガー助」が出てくる小説なんて、たぶんこれだけじゃないかと(笑)。  話のパターンも、『トワイライト・ゾーン』のようなトリッキーな話、さわやかなジュヴナイル、気の滅入るトラウマ話、秘境冒険ものと、バラエティに富んでいます。特に「平成版『怪獣使いと少年』」を目指した「怪獣神様」は、自分で言うのもなんだけど、けっこう泣けます。  本のタイトルに「怪獣」「MM9」と入れなかったのは、怪獣に興味のない人にも読んでもらおうという配慮です。もっとも、特撮が好きな人なら、いっそう楽しめると思います。いつものように、細かいネタがいっぱい詰まってますので。  もうひとつ、『MM9』関係のニュース。  このたび『MM9』の英語版が出版されることになりました。本の実物はまだ届いてないんですが、写真を見る限り、装丁がなかなかいいですね。 http://www.haikasoru.com/mm9/  内容の一部が掲載されてるんですが……ああ、これは第2話のあのシーンですね。僕が考えた「MMD」という略称をちゃんと使っていただいているのがありがたいです。  アメリカ人にも受けるといいんですが。