インディアナポリス問題・ふたたび
ブログを再開するにあたり、前のブログで積み残した問題をやってしまわねばならない。そう「インディアナポリス問題」である。未読の方のために、旧ブログからそのまま転載する。(新しいブログではこんなことも可能なのだ)
「インディアナポリス」は差別語か? - 山本弘の新SF秘密基地BLOG
だいぶ前から僕はこの問題を訴えてきた。問題はアメリカ・インディアンだけではない。『図書館戦争』がアニメ化された際、「聴覚障害者に対する偏見だ」というまさに偏見でしかないクレームがつけられ、作中小説『レインツリーの国』が小説から削除された例がある。原作者の有川ひろさんはのちに実際に『レインツリーの国』という小説を本当に書いた。その文庫版には僕があとがきを書き、作中のメディア良化委員会のようなクレームを批判した。
そう僕らの住む現代日本には、現実に「メディア良化委員会」のような組織が存在するのだ。「自主規制」という名の悪の組織が。