『テネット』見てきた・面白かった!

 上映中の映画『テネット』を見てきた。

 クリストファー・ノーラン監督の映画で最初に見たのは『メメント』。あれもずいぶんと思考力を要求された映画で、僕は頭がウニになりそうな気がしたもんだけど、今回の『テネット』はそれ以上に難解。時間が逆に進むだけで十分にウニになりそうな気がしたんだけど、二つの時間が交差したりするんだもの。

 事前の情報では、僕の今の後退した知力でできるか不安だったものだけど、いざ実物を目にすると、杞憂だったことが明らかになった。監督は複雑なシーンでも分かりやすく撮っており、混乱することがない。いや、混乱する場面は何回もあったけれど、たいていは作中で説明されるしね。よく分からないところは、何回でも見直せばいいこと。

 思ったのは、これまでの映画でというのは、観客に親切にられ過ぎていたんじゃないかということ。少しぐらい不親切であっても、観客には分かっているんじゃないか? 

 見ているうちに気付いたのは、日本の映画『カメラを止めるな』のこと。『テネット』と似ている点はまったくないのだが、共通しているものがある気がする。観客のことを放り出して、自分たちの描きたいことを描いたという点が。

 

 大阪駅前のステーションシティシネマについてきてくれたのは、毎度おなじみの鋼鉄サンボくんとその友人の蒼龍くん。二人とも映画ファンのうえアニメファンなので話がよく通じた。最新作『魔女見習いをさがして』とかもちょっと期待大。

 好きな人と一緒に見る映画なんて最高です!

 

 妻と娘へのみやげを買って劇場を後にした。