創作

クリプトムネジアの恐怖・3

そこで先の筒井康隆氏の文章だ。実はあの文章には先がある。 > SFをはじめて書くきみが、やっと見つけたアイデア――そんなものは、とっくに、どこかのプロ作家が考えだし、書いてしまっているに、きまっているのだ。しかも、ずっとおもしろく、ずっとうまい…

クリプトムネジアの恐怖・2

では、栗本氏は「午後の恐竜」を読んだことがなく、まったく偶然に同じアイデアを思いついたのだろうか? どうもそうではないらしい。 というのも、「走馬灯」が収録された短編集『さらしなにっき』(ハヤカワ文庫・1994)で、作者自身がこんな解説を書いて…

クリプトムネジアの恐怖・1

今回は、大半の人にとっては「恐怖」じゃないかもしれないけど、作家にとっては恐怖の現象を紹介したい。それは「クリプトムネジア」。 まず、これを読んでいただきたい。ネットで検索していて、偶然ヒットした、2013年のニュースである。 栗本薫の短編小説…

講座「料理をするように小説を書こう!」

作家・山本弘の 料理をするように小説を書こう! あなたの書きたい題材を料理をするように形にしてみませんか。どんなジャンルでも構いません。作家・山本弘が美味しく調理する(書く)手法を伝授します。 ◎受講生で自作の短編作品がございましたら添削いた…