『イナズマイレブンGO』

 31日の新聞のテレビ欄には「円堂の奥様が今夜明らかに」とか、ニュースショーみたいなことが書いてあった(笑)。いや、誰かは知ってましたけど。

 でも、予想を上回る面白さで、テレビの前で家族三人で大笑いしてた。

 だって、いきなり「お帰りなさい、円堂くん」だよ! 自分の夫を呼ぶのに「円堂くん」! おまえだってもう「円堂」だろうが! そこは天馬もツッコめよ。

 ネットでは「結婚して料理は上手くなったのか」とか言われてたんだけど、ぜんぜんそんなことはなかった。必死にまずさに耐えながらも全部平らげる円堂。こんな生活、毎日続けてるのか。すげえなあ。愛だなあ。

 でも、まずいと分かってるんなら、天馬を夕食に誘うなよ(笑)。

 途中から見はじめたんだけど、確かに『イナイレ』が受ける理由はよく分かる。どうすれば盛り上がるか、どうすれば燃える展開になるかが、きちんと計算されているのだ。下手にマニア受けを狙ったりせず、バカ正直とも言えるぐらいにさわやかな王道展開を積み重ねているのが気持ちいい。普段から変なアニメばっかり見まくっている僕には、一周回って新鮮である。

 前回の帝国戦とかも、「お約束だなあ」とは思いつつも、「みんなの友情でパワーアップ」というこっぱずかしいパターンを大真面目にやってるもんで、けっこう感動してしまった。個人的には、そよ風ステップで敵の化身をかわす天馬がかっこいいと思ったんだけど、美月は蘭丸のザ・ミストが気に入ったらしい。

 もちろん子供の目でストレートに楽しむこともできるし、すれた大人の目からも、超次元的な技の数々に「何でやねん!?」とツッコミながら見る楽しみもある。

 今週は特訓シーンで美月が大喜び。

「どれだけ公式でフラグ立てたら気が済むねん!」

 確かになあ。表面上はあくまで普通の(でもないが)サッカー・アニメだけど、腐女子的視点からはいくらでも深読みができるんだよね。

 まあ、スタッフはさすがにそこまで計算して作ってはいないだろうけど。

 妻はというと、最後の「今日の格言」で、「今日の格言は『男なら黙って食え』やろ!?」とツッコんでました(笑)。

 毎回見終わると、

「化身ってルール違反にならへんの?」

「いや、サッカーのルールに『化身は出してはいけない』とは書いてないから(笑)」

 といったバカ話で盛り上がる。まさに「家族そろって楽しめる番組」なのだ。

 

 どうでもいいけど、ファンは「イナゴ」って略すんだな。知りませんでした。