地球には月が8個

 月に関するトンデモない誤解がいろいろ集まりつつあるが、また新しいネタを見つけた。  2009年8月3日の産経新聞朝刊、「from Editor」というコラムで、科学部編集委員中村哲也氏がこんなエピソードを紹介している。
 数年前、日本天文学会の取材でこんな話を聞いた。 「月は8個あるんですよね」  研究者に真顔で質問したのは、学校の先生だという。  月の満ち欠けの説明で、地球の周囲に8つの月を描いたイラストがよく使われる。それを見て「月は8個」と思い込んだまま大人になり、教員資格を得て教壇に立っている―ということのようだ。勘違いはだれにでもあることだが、これほど大胆なのは珍しい。教師になるまで間違いに気付く機会がなかったことに、愕然とさせられる。
 月が8個!? それはすごい勘違いだ。しかも学校の先生が。  この分だと、この手のエピソード、まだまだ世間にありそうだな。