2015-01-01から1年間の記事一覧
先日の記事に対して、ABO FAN氏が反論してきた。 山本弘さん ニセ科学を10倍楽しむ本《山本弘のSF秘密基地BLOGで話題に(続)》 [サイト紹介] http://abofan.blog.so-net.ne.jp/2015-06-15 今度は論語と朱子学(笑)。だからぜんぜん関係ないって、そんなの。 …
http://www.webmysteries.jp/special/biblio-01.html ミーナの頼みで、夏コミでサークルの手伝いをすることになった空。初めてのコミケ、初めてのコスプレでとまどうことばかり。さらには、特撮ファンのおじさんたちの二次会に参加することになり……。 これま…
山本弘のSF秘密基地LIVE#47 「BISビブリオバトル部 幽霊なんか怖くない」発刊記念 ビブリオバトルをやってみよう#2 本を通して人と人をつなぐ知的書評ゲーム〈ビブリオバトル〉。それを題材にした山本弘の新刊『BISビブリオバトル部 幽霊なんか怖くない』…
東京創元社 1728円 6月26日発売予定 http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488018214 夏休み。BISビブリオバトル部のメンバーは、埋火武人の家で合宿を行なう。深夜に開催される、〈恐怖〉のテーマにした百物語風ビブリオバトル。そこで思いがけない怪現…
いやあ、笑った笑った。 この ABO FANという人物、血液型性格判断を信奉していて、以前からニセ科学批判に対してあれこれいちゃもんをつけてたんだけど、まさかここまでトンデモだとは思わなかった。 -------------------- 山本弘さん ニセ科学を10倍楽しむ…
他にも最近、こんなデマがあった。 【報道規制】【テロ?】5/19-20千葉、葛飾、北九州、上野で爆発音や爆発炎上【地震?隕石?】 http://togetter.com/li/823941 今年の5月19日午前2時頃、千葉で爆発音が聞こえた……という話なのだが、同日午後7時頃の上野の…
イソップ童話では、「狼が来たぞー」と嘘をつき続けた少年は、みんなから信用されなくなる。 だが、今の日本は違う。嘘つき少年に騙されても騙されても、それでもなお信じ続ける人間が多い。騙されたことで腹が立ったり、自己嫌悪に陥ったりしないのか。それ…
最近、東日本大震災から4年も経って、さすがに放射能デマは少なくなってきたように思えるが、嫌韓デマや反・反日デマ(「これは反日活動だ!」と騒ぎ立てるデマ)はいっこうに治まる気配がない。 たとえばこういうのがあった。 神社は燃えるもの http://toge…
もう30年ぐらい前になるが、こんなジョークを考えたことがある。 「熊本民謡『おてもやん』は長崎の原爆投下の予言である」 ピーチク パーチク ひばりの子 げんぱく茄子の いがいがどん 「ピーチク」は原爆を投下した爆撃機B29、「パーチク」は原爆が投下さ…
山本弘のSF秘密基地LIVE#46 あなたの知らないマイナー特撮の世界・特別版 これまで多くの知られざる特撮作品を紹介してきた「山本弘のSF秘密基地LIVE」。 今回はその総決算の意味で、1930〜40年代のホラー映画、SF映画、ディザスター映画の中から、選りす…
角川書店の電子書籍マガジン『文芸カドカワ』にて、今月号から連載開始しました。 時は第二次大戦前の1938年。ロサンゼルスの女性私立探偵エリザベス・コルト(通称リジー)と助手の少女クリスタルのコンビが、毎回、怪奇な事件を捜査するというシリーズ。 …
『14歳からのリスク学』および文庫版『ニセ科学を10倍楽しむ本』の発売にちなんで、今月と6月、ニセ科学関係のトークと講演のイベントをやります。 いずれも、公式の告知から文面をコピーさせてもらってます。 ---------------------------------------- 山…
2010年に楽工社から出版された『ニセ科学を10倍楽しむ本』が、筑摩書房から文庫になりました。 ちくま文庫 950円+税 5年前に自分のホームページに書いた文章から、そのまま引用します。 ------------------------ 「ニセ科学っていったい何?」 大阪大学の物…
ニセ科学ならぬニセ歴史というものがある。 ちょっと前まで、超古代文明がどうこういう話を信じている人が多かったけど(今ももちろんいる)、最近、それが変わってきているように思える。古代ではなく、資料もたくさんある近代の歴史について、嘘やデタラメ…
前に韓国の転覆事故や中国の地震について、おぞましいことをつぶやく人たちがいることを書いたけど。 http://hirorin.otaden.jp/e312078.html http://hirorin.otaden.jp/e316493.html 今度はインドのニュースである。 ■住民数千人がレイプ容疑者を惨殺 制御…
『怪獣文藝の逆襲』 角川書店 2052円 発売中 ------------------------------------------ 見届けよ。 世紀の大決戦がいま、幕を開ける 怪獣と特撮を愛してやまない作家、映画監督、気鋭のコンセプト・アーティストが大集結!! 希代の怪獣マニアたちの筆が…
そこで先の筒井康隆氏の文章だ。実はあの文章には先がある。 > SFをはじめて書くきみが、やっと見つけたアイデア――そんなものは、とっくに、どこかのプロ作家が考えだし、書いてしまっているに、きまっているのだ。しかも、ずっとおもしろく、ずっとうまい…
では、栗本氏は「午後の恐竜」を読んだことがなく、まったく偶然に同じアイデアを思いついたのだろうか? どうもそうではないらしい。 というのも、「走馬灯」が収録された短編集『さらしなにっき』(ハヤカワ文庫・1994)で、作者自身がこんな解説を書いて…
今回は、大半の人にとっては「恐怖」じゃないかもしれないけど、作家にとっては恐怖の現象を紹介したい。それは「クリプトムネジア」。 まず、これを読んでいただきたい。ネットで検索していて、偶然ヒットした、2013年のニュースである。 栗本薫の短編小説…
日本児童文学者協会著 タイムストーリー1時間の物語 偕成社 1296円+税 時間をモチーフにして物語作りをした、「タイムストーリー」シリーズの全5巻が刊行されました。 今回もスタイリッシュな装幀で、シャープな作りの本になっています。 入選した公募の、6…
山本弘のSF秘密基地LIVE#44 80年代ホビーマンガの素晴らしき世界#2 今回のテーマは、ゲームやプラモやマイコンを題材にした奇想天外なマンガの数々! 『ゲームセンターあらし』『プラモ狂四郎』などのメジャーな作品から、少しマイナーな『3D甲子園 プラコ…
「サブカル×宇宙」論 現代の天文学が明らかにしてきた宇宙の姿は、私たちの世界観にどのように影響しているのでしょうか。文化のさまざまな側面に、その影響があることは疑いようがありません。しかし、その現れ方は多種多様で、ひとくくりに語る事は不可能…
『14歳からのリスク学』 楽工社 1500円+税 発売中 プロローグ ロボットが人間の安全を守るには ロボット工学三原則の難点/「正しくこわがれ」の原典/幽霊はいなくても幽霊はこわい/間違ったこわがり方をやめよう/ 第1章 1966年の大虐殺 ──迷信・宗教を…
山本弘のSF秘密基地LIVE#43 埋もれた海外SFを掘り起こせ! ハヤカワSFシリーズ、ハヤカワ文庫SF、創元推理文庫、サンリオ文庫、QTブックス……SFファンの本棚を彩った60〜80年代の海外SFの数々。しかし復刊されず、今では読めない作品もたくさんあります。 『…
前回からのつづき。 まず最初に、無用な誤解を招かないように、あらかじめ言っておきたいことがある。 〈Webミステリーズ!〉で連載中の『BISビブリオバトル部 幽霊なんて怖くない』の第4話(最終話)、〈戦争〉をテーマにしたビブリオバトルの場面に登場す…
もう十数年も前のこと。 妻が知り合いの作る『名探偵コナン』の同人誌にマンガを寄稿することになり、僕が手伝ったことがある。服部平次がメインの本である。 「平次は好きやけど、顔にトーン貼るのが大変や」 そう妻が言ったもんで、「アシスタント、やった…
昨日、流れてきた驚きのニュース。慌ててRooster Teethの公式情報を確認しに行った。 http://roosterteeth.com/members/journal/entry.php 以前から健康を害していたらしく、治療中にアレルギー反応を起こして急死したらしい。 享年33歳。 よく有名人の訃報…
冬コミで『漫画の中の同人誌即売会』という同人誌を買ったのである。 コミックマーケット、あるいはそれをモデルにした同人誌即売会が作中に出てくるマンガを集めたもので、80年代の『世紀末同人誌伝説』を筆頭に、『編集王』『コミックマスターJ』『こみっ…
前にこのブログで、平井和正・桑田次郎『エリート』のすごさについて語った。 http://hirorin.otaden.jp/e271.html 平井・桑田コンビは、『8マン』や『超犬リープ』でも有名だが、僕が好きな作品のひとつは、『デスハンター』である。〈週刊ぼくらマガジン…
山本弘のSF秘密基地LIVE#42 80年代ホビーマンガの素晴らしき世界 今回のテーマは、ゲームやプラモやマイコンを題材にした奇想天外なマンガの数々! 『ゲームセンターあらし』『プラモ狂四郎』などのメジャーな作品から、少しマイナーな『3D甲子園 プラコン…